2018年12月29日

お前らチョッと病院へ行ってこい

なんつぅ〜か、この歳になると仲間内の会話がダサイ。
残尿感や、四十肩や、老眼や〜
今日は新たに加わったダサイ仲間のお話。

中山市に引っ越してから香港は遠くなったが、
その分マカオが近くなった。

なので、マカオを開拓するかと目論んでたが、
イマイチ腰があがらない。
聞く噂はネガティブなモンばかりだし。

そんなこんなで平成もあと僅か。
そろそろ、行くっきゃねぇ〜な。
って事で、高速鉄道の切符を購入。

こんな立派な電車で釣りに行く。

乗車時間は20分位。

イミグレを抜けてマカオ到着。

クリスマスが終わってもオブジェは暫く残る。

目的地へのバスに乗り込む。

行き先は間違ってないと思うが、
土地勘がないので、メチャ不安。
マカオに来たからって方向音痴が治る訳ないよね。

良かったぁ〜、無事に到着。

夕方まであと2時間位か。
暗くなるまでは軽く流そう。

6時を過ぎた頃からポツポツとアングラーが集まってきた。
ライバルは居ない方が望ましいが、
実績がない場合に限り、チョッと安心。

流れの変わるコーナーを攻めていたが、
反応もないし、魚っけもない。

厳しさを感じながら、コーナーの先に移動した刹那、
クラッカーで、オメデトウ!っとサプライズされたような
ド派手なホイルが待っていた。

まぁ、アルアルなんだけど、
「派手なボイルに当たりなし」って感じで、
釣れるって訳じゃない。

ただ、この状況を打破するパターンを2つだけ持ってる。
そのひとつを使うか。

1投目は空振り。
そして、2投目。

なんかビニール袋でも引っ掛けたような重くて鈍い感触。
テンションをやや張ると、ゆっくり下に引っ張られる。

キタね!

フッキングのゴングが鳴り、ファイト開始。
ナニコレ!?ボクの知ってるタイリクスズキと違うぞ。
スピードは大したことないが、やたら重い。
確認できる魚体はタイリクスズキのソレだが、
あまりエラ洗いしない。

結構な時間を掛けて、なんとか掴んだ。

お〜、意外とデカいぞ。

ってか、何じゃオマエ?
ホンマにタイリクスズキかい?

メタボやで。

ボクも健康管理が気になる歳やからアドバイスしたる。
オマエは病院で健康診断受けてこい。
尿酸値、血糖値、高血圧、どれか問題があるよ。

サイズは70って所か。

重さは過去釣果でもピカイチだった。
マカオのジャイアンを転校初日でシメた。

と思ったが、
この後で引っ掛け釣りのオッチャンが釣った
タイリクスズキもバリバリのジャイアン。

なんだ、ジャイアンだらけなのね。
マカオはサ。
posted by 村田貴紀 AD 18.12.29 | Comment(2) | マカオ釣行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年12月21日

挑戦状にカナリア68MLのインプレを添付

年明けにフィンチのカナリアシリーズに新型が追加されると言う。
開発者のゲンキマンさんに

「めちゃエエですよぉ〜」

と勧められているんだが、
正直、イマイチ乗り気でない。

魅力的な写真で誘惑されてる。
でもね、

腕が違うしぃ〜、

そんなポイントに行かないしぃ〜

なによりも、ボクはカナリア68MLが最高と思ってるんデス。
この1本で十分ですよ。
だから改めて良さを知って頂戴って事で、
発売から1年が過ぎた今、変わらぬ想いを今年の釣果を交えながら綴っていこう。

そう、これは新型610Mへの挑戦状だ!

2108年は暇ナシ、金ナシって感じだったので、
例年と比べ釣行数が減っていた。

だから1度の釣行に賭ける想いはその分だけ強く、
事前にポイントをシミュレーションし、相応しいタックル等を用意していたが、
釣果は1匹のカワアカメを除いて、全てこのロッド。

ならば全てのシチュエーションに最適だったのか?


こんなロックフィッシュに68MLが最適なんて言わない。

実際はもっとバットパワーが有った方が良いだろう。
長さはギリかな。もうちょっと長い方がポイント的にマッチしてた筈。

香港のシーバスだって、もっと遠投がきくロングロッドを選ぶべきだったかも。

今年だと2番目に嬉しかったイエローチーク。

長さは68MLで問題ないが、通常ならもっとパワーのあるロッドでしょ。
などと思ったりもするが、結果はでてる。

「たまたまじゃない?」

そうかも知れないが、
仲間内で釣りをしてても、間違いなくボクは頭ひとつ、ふたつ抜けた結果がでた。
特に68MLを握り始めてから、それは顕著だ。
もちろん、自分の中では理由付けができてる。

それは3つ。
・ブレにくいキャスト
・操作性
・体への負担

ひとつずつ説明するね。
ブレにくいキャストなんだけど、
まずはこの動画を見てよ。


キャスト後に竿先がブヨン、ブヨンってならずに、
ピタって止まるでしょ。
リリース後に飛んでくルアーの安定感が違うのよ。
4pcsでコレを実現するかね。

ちょっとした飛距離よりも正確なキャストをボクは優先したい訳。
って言っても、飛距離も自信あるけどネ。

曲げてからはスロー再生でも判り辛いぐらい早く戻る。
その戻り姿勢がカッコいいんだ。
なんか鞭がしなってる感じが気に入ってます。

そして、操作性だね。

ボクの大好きアフリカンクララの釣りなんだけど、操作性が肝。

通すべきライン上で、正確な操作が求められる。
タイリクスズキだって、数センチ単位のレンジコントール、
一度のチャンスしかないコース取りと、やたら要求が高ぇ。

扱いやすさは個人個人の体格やクセなんかもあるだろうが、
日本人の平均身長、仕事柄PCのマウスより重い物を持たない非力なボクでも、
思い通りに操作できる。

なんなら2019年の新年の書き初めは
ティップに筆をくくりつけ、「大漁」って書いちゃうよ。

操作が自由自在になればルアーの欠点を補ったり、
また、開発者でさえ知り合えない、ルアーの新たな性能を引き出せると思ってる。

体への負担だが、ボクは朝から晩まで釣りをすることが多い。
香港のポイントなんて、家から片道3時間もかかるから、
せめて移動時間よりは長く遊びたいじゃん。

んで、海外の釣りなんだけど、日本ほど釣れない。
よく誤解されちゃうんだけど、マジでこっちの釣りはムズイ。
全ての海外を言うわけじゃないケド、華南地区からみれば日本は本当に眩しいよ。

なので、長時間に渡り、当たりがなくとも、
キャストとアクションを繰り返さなきゃならないんだ。

上記で挙げた、キャストと操作性も、それを長時間持続しなきゃ意味がない。
コレができてるから、当然釣果に繋がった筈なんだ。

そして、コレができることにより少ない釣行数でも
ポイントに対して、また対象魚に対しての状況判断が短時間でできるようになった。

キャストと操作性が上がれば無駄が減り、
キャストの度に凄いペースで自分の中に情報が蓄積された。
無口な68MLだけど、知らず知らずに色々と教わってるんだなぁと。

そんな中で釣れた2018年最高の一匹がコレ。

念願のマーブルゴビーですよ。
狙ってた魚じゃなくて、偶然だけど、
障害物に違和感ないようにコンタクトしてたら釣れてしまった。

出会いは偶然だったが、今思い出しても良い演出ができていた。
インパクトはイエローチークほどじゃないけど、
アレはまた釣れるだろうからネ。

ついでに2018年、68MLコレクションに追加された魚種もどうぞ。

レンギョ。

ストライプスネークヘッド

タイワンドジョウ

レディフィッシュ

ダントウボウ

ケツギョ

最後に。
年明けにリリースされる610Mは68MLと同等のロマネスクを与えてくれますか?
もし、そうなら610Mもインプレします。
その時は、「この二枚舌めっ!」とコキ下ろしてください。
posted by 村田貴紀 AD 18.12.21 | Comment(4) | アイテム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年10月22日

イエローチーク(ガンユイ)、召し捕ったり!

さて、昨日のフリからの答えなんだが、
タイトルで分かるよね。

そう、とうとうワイルドのイエローチークが釣れたんだ。

いや、過去にも1度だけ釣った事はあるんだケドね。
それは正にメザシ級。

なので、ボクの中ではノーカウント扱いだった。

ちょっと今回は長文になりそうなんで、
先に写真を貼っとく。
興味がある人だけ、続く文章を読んでくださいな。



この日はローカルの友人5人とボクの次男を入れて、計7人パーティ。
友人達は餌釣りでキビレを狙うとの事。

ボクも次男と一緒にぶっ込みでユルユルな時間を過ごすつもりだった。
ただ、事前に謎のボイルがあるって聞いてたから、ルアータックルは用意していた。

イソメやむきエビで何かしら狙うも、まったく反応なし。
友人は手のひら以下のコトヒキを釣っていた。

ちょっと離れた所では別グループが延べ竿でボラを狙ってた
派手に竿を曲げている。

この状況に次男は飽き飽きして、車で休むと言う。
じゃあ、ちょっとだけ本気で打ち込んでみるか。

この時、なんでか分かんないけど、凄く釣れる気がした。
友人達に

「オレ、あっちに行って釣るよ。自信あるし。」

ってな言葉を残し、離れたエリアに向かった、
ボクの奇妙な発言に違和感を感じたのか、
友人のアホイがボクを追ってきた。

幅約30mの細めの川岸を500m位下っただろうか。
同じような川との支点か2〜3集中するポイントで攻めることに。

タイリクスズキが釣れるかも。
ここはレンジバイブでいってみようか。

レンジバイブ55ESを対岸ギリにキャストして、
高低差は控え目のリフト&フォール。

3投目だったと思う。
ガツンとキタ!

水が濁ってるので、なにがヒットしてるかわからない。
でも、スレてる感じはない。
ちょっとレッドドラムに似た感じの引き具合。

だけど、この手の魚は得意だ。
自分とロッドとの関係が良好なら、
魚が力を絞り出す瞬間に、肘の力を抜き、走りを抑える事ができる。
暫くすると鋭い尾びれが見えた。

え、もしかしてアイツなの!?

なかなかのファイトだと思いながらも、
自分では余裕だと感じてたが、
側にいたアホイは

「ロックっフィッシュじゃない、焦るな!」

と心配していた。
感覚と動作は期待でズレてたみたいだ。

ファイト時間は5分位だったと思う。
アホイがキャッチしてくれた。

やったぞ、念願のワイルドイエローチークだ!

久々に現場で雄叫びをあげた。
メジャーがなかったので、サイズは測れなかったが70cm位はあったと思う。
(この魚は後ほど別の友人に献上。重さは4kgだったとの事。)

アホイに写真を撮ってもらった。
大きく見せるために魚を前に出したりなんての小細工はどうでも良かった。

ただ、ただ、長いことアプローチを続けてた相手に
振り向いてもらえて事が嬉しかった。

さて、これが昨日の結果なんだが、
この機会にもう少し、感想を続けようと思う。

その理由なんだけど、
おそらくだが、今年はコレが最後だから。
そして、イエローチークへの認識に変化があったから。
ブログ更新のサボりぐせがついてるから。

どこからイエローチークについて話すか悩むんで、
思いついた順番で、書いていこう。

今までこの魚の本場は上海近郊って言う、常識ってか認識があった。
その理由は上海近郊の湖で安定して釣れるポイントがあり、
その情報がよく出回るからだ。

ただ、ボクは仲の良い友人には言っていた。

一週間の時間と車の自由が効くなら、
華南地区でも釣ってみせると。

この魚は決して幻なんかじゃない。
ただ、中国って言う国の事情とその生態で、
狙うポイントを絞り込むのが面倒なだけだ。

しかし、時にして、ポイントを絞り込むチャンスがある。
台風などの増水の後、小規模エリアに取り残されたケースだ。

ただ、この小規模エリアってのも厄介で、
大体が電気漁でメルトダウン化しているって訳。

今回はその電気漁から免れているポイントを友人が教えてくれたんで、
結果にありつけることができた。

探せばまだまだ沢山あると思う。
車が運転できればと思う。

そして、今回の結果により、
驚いたのが釣れた場所があまりにも海寄りだった事。

ポイントにいた他の魚がキビレやコトヒキなんかってのも、
その裏付けだろう。
それにしても、ここまで海寄りで釣れるかね。

家に帰ってポイント周辺の地図をみたんだが、もう海ッス。
確かに香港とマカオを比べると塩分濃度が桁違。
西側の方が段違いで低いんだけどね。

もっと突き詰めていけば
季節、ポイント単位でのパターンが解り、
釣果を安定させることができる気がする。

この一匹で凄く前進できたと思う。
ただ、もう一歩踏み出す意欲はあまりない。
ボクはアフリカンクララでいいや。
posted by 村田貴紀 AD 18.10.22 | Comment(2) | 珠海釣行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする