2014年07月26日

国境際を踏み越えて

今日は小宮君の香港釣行の最終日。

既に本命のアフリカンクララを捕獲し
アマゾン釣堀(ボクは不在)も堪能した。

最後にパシフィックターポンを釣り上げ
気持ちよく帰国してもらいたい。

と言う訳なので、
深夜に女囚川へ乗り込んでから
朝までターポンを狙い、
ソノ足で空港へ行くプラン。

ターポンならクララほど苦戦はしないだろう。
一つだけ不安要素はあるのだが。

現場に着いてその不安要素が二つになった。
予想以上に潮が満ちてない。
既にターポンが海へ下り始めてる可能性がアンナ。

実績ポイントにダッシュで移動。
小型バイブレーションでサーチ。

早々に当りは出た。
ふぅ、一安心。
あとは運が有れば捕れる。

当りはコンスタントにでるが、
全くフッキングが決まらない。

そう、これが不安要素のもう一つで、
今年はターポンのサイズが小さく(軽く)、
堅い口をフックが貫き辛いんだ。

とにかくヒットしたらゴリ巻きで寄せて
ブチ抜く作戦を遂行し続けた。

その結果、小宮君が念願のターポン(イセゴイ)をゲット。

パシフィックターポン
この写真は2匹目。

この日、コチラには有利な状況でもあった。
新月だったので、現場は暗いのだが
満月時よりルアーを見切られる事が俄然少ないんだ。

目的が達成できたので、
クララとハロワンが狙えるポイントへ移動。

この移動が良かった。
2割り増しほど大きいターポンが群れでお出迎え。

パシフィックターポン
おかげさまで、ボクにも釣れた。

パシフィックターポン
ターポンはこの目力が魅力。

お互い3匹づつターポンを釣り、
仮眠を取る事に。

しかし、目を閉じて気持ちよくなってきた10分後、
ポツポツと雨が降り始める。

ボクが寝てた場所は雨を凌げる場所がなく、
土砂降りを無抵抗で浴び続けた。

暫くすると雨は止んだのだが、
ゴミが大量に流れ込み釣りにならない状態。

初日から最終日まで全力で駆け抜けたボク達には
この状況を受け入れる気力は残っていなかった。

帰国の飛行機の時間までまだ余裕があるのだが、
飛行場に向かうことに。

ボクは空港行きのバス停まで見送る。
バス停に着き、
単身16歳で海外に乗り込んできた若者に
なにか言葉を送ろうとしたが
タイミングが良いのか悪いのか
丁度、バスが滑り込んできた。

ガラス越しに見える彼に手を振り別れた。
バスが走り出す。

彼は此処でヤリ残した事があるから、
また来ると言ってたな。

ああ、来るが良い。
だがな、君の目標は世界だ。
振り返っても良いけど、ボクみたいに留まるんじゃない。
国境際を踏み越えて行け!

その他の写真
posted by 村田貴紀 AD 14.07.26 | Comment(6) | TrackBack(0) | 香港釣行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様でした。。。そして感動をありがとうございます!

Posted by セコ釣り王 at 2014年07月29日 08:03
セコ釣り王さん
もっとコメディタッチにしたかったのですが、
小宮君の真摯な姿勢にボクも感化されちゃいました。
とりあえず、クララもターポンも捕れたんで
貴重なお金と時間が無駄にならずホットしてます。
Posted by 村田貴紀 at 2014年07月29日 22:30
お疲れ様でした!

弱冠16歳、、、凄いっすね。
1人で釣りの為に海外まで来るとは。

ふと自分の16歳の時に何をしていたかを考えてしまいました。。。

と同時にクララとターポン羨ましい!
Posted by ルーサー at 2014年07月30日 01:27
ルーサーさん
クララなんですけど、
数は居るんですが食いが悪いです。
時合いが何時まで経ってもやってこないし。
ターポンは新月の夜がベストですね。
明らかにヒット率が変わりますよ。
Posted by 村田貴紀 at 2014年07月30日 10:05
ここで止まりませんよ!
ここで、いろいろなことを学びました。これはきっと今後に生きてきます。

本当に、ありがとうございました!
あと、ターポンも嬉しかったです!
Posted by 小宮春平 at 2014年07月30日 14:15
小宮春平さん
とにかくお疲れ様。
ターポンもクララと違う難しさを味わえたと思うよ。
これからも頑張ってね。
Posted by 村田貴紀 at 2014年07月30日 22:05
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