2016年08月05日

もうひとつの国境際

前回、この地に来たのが、
香港返還前の1996年だったから、20年ぶりになるのか。
釣りも楽しみだが、ひさびさの入国も楽しみたいね。

中山北駅
ホームで中国国境行きの電車を待つ。

中山北駅
程なくして入ってきた電車は予想より綺麗。

電車の中
室内もピカピカだ。

当然か。
20年前、この電車はなかったモンな。

珠海駅
約20分で、終点の駅に着いた。

イミグレ
ここがイミグレーション。

結構な人数が利用してる感じだったが、
パスポートチェックはスムーズで、入国カードの記入も不要。
予想以上に早く抜けた。

マカオ
そして、20年ぶりのマカオ入国。

入国した目の前が街なのね。
深センを避けるような街の作りになってる
香港とは全然違うんだ。

マカオって言ったらギャンブルが有名だが、
ボクのイメージはマカオグランプリなんだよ。
ペーパードライバーだけどサ。

F
名作【F(エフ)】のマカオのひとコマ。

これに若い頃、震えたよな。
今見てもカッチョエエ〜

そんな事を想ってると、地元アングラーのアモウが来た。
アモウは台湾に留学中のマカオ人。
今日の釣行は彼に全てを任せてる。

友人
移動はアモウとにけつ。

マカオは土地も狭いし、道路が細く、渋滞が多いんで、
原付の移動が一番なんだと。

マカオ
確かに街の至る所で、原付が大量に停めてある。

迎えに来てくれたアモウに
お家はこの近所なのかと聞いてみた。

「近いと言えば近いんだけど、マカオは小さいから何処に住んでても近所かな。」

マカオに来てるんだって、実感が湧き出るような答えに、
ワクワクしてしまう。

友人
街角の駄菓子屋風のお店で水分補給。

香港の下町っぽい感じが良いナ。
今日は相当暑くなりそうだ。

で、待ちに待ったマカオの釣りスタート。
のっけからアモウの丸秘ポイントなんで、
全体像が判る写真は割愛。

ポイントを眺めるまでもなく、
ココが良い所ってのは一目瞭然だった。

初めて見るサイズのカワアカメがウヨウヨ。
だけど、ここは海なんだよね。
マカオの海は相当塩分濃度が低いみたいだ。

友人
最初はアモウがカワイワシを。

ジルテラピア
ボクはジルテラピアを。

肝心のカワアカメがヒットしないが、この天気、この時間なら仕方ない。
夕方が楽しみだ。

この後、アモウの友人のアウエィと合流。
ここからチョッと移動しますよ〜

マカオ
カンカン照りの中を原付が走る。

マカオ
突然、脳内BGMが流れる。

プリンスの「The Same December」
なつかしいな。

20年前、マカオのバスの中で流れてた曲だ。
あの時と同じ道を走ってるのかも。

友人
で、到着したポイントがココ。

友人
アウェイがジルテラピアを。

友人
小さいヤツもガンガン。

友人
アモウも。

ジルテラピア
ボクも。

ジルテラピアが入れ食い。
でも、本命はコレじゃないんだよ。

アリゲーターガー
コイツだ。

なにか判るかな?
飼いきれなくなって、放たれたアリゲーターガー。
なんどか側を通したけど、見向きもされなかった。

友人
その後はダムにも。

ライギョが居るらしいが、
魚影が薄いので、チョッと寄った程度。

そして、更に移動。
向かう先はもうひとつの国境際。

自分
ポイント移動のたびにテンションがあがるボク。

毎回ヘルメットを脱ぐのを忘れる。
最後までこの愚行は直らなかった。

国境際
ここが国境際。

川幅は40mもなさそうだ。
当然、向こう側が中国。

国境際
中国側のフェンスは鉄条網を巻いて物々しい。

国境際
しかし、マカオ側は簡単に乗り越えられる。

これが、両地域の差なのだろう。
返還が終わっても、隔たりは消えてない。

国境際
この辺りは美味しそうだったが、当りは1度だけ。

友人
河口に移るもヒットはなし。

国境際
更に移動するも、釣れる気配が無い。

まぁ、この炎天下で釣れるとは思わない。
それより、どのポイントへ行ってもカワイワシがいる。
マカオシーバスのベイトはコレかもね。

ここでアウエィと別れ、最初のポイントへ戻った。
狙うはカワアカメ。

1時間位撃ってると、活性が上がってきてるのを感じる。
良い時間が近づいてるんだろう。

国境際
そして、クタクタに疲れたアモウが射止めた。

自分
丸秘ポイントだけあり、キャストスペースが少ない。

自分
影になってる所を狙い打て。

カワアカメ
イケました〜

カワアカメ
本命カワアカメとご対面。

時計を見ると夕方6時をまわっていた。
ここで終了。

友人と
記念にアモウと2ショット。

マカオの釣りを振り返ると、マカオの漁場は非常に痩せてると感じた。
もし、ひとりでマカオを開拓し、運良く結果を得ても、
そうそう2度目はないだろう。

そんな中でもマカオアングラーはその土地と魚に向き合い、釣りを楽しんでいた。
だから、また行きたい。
マカオアングラーに会いに。

もうひとつの国境際へ。
posted by 村田貴紀 AD 16.08.05 | Comment(4) | TrackBack(0) | 遠征釣行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しぶい環境下で頑張っているアングラー見ると親近感湧きます。

今回のは私にとっては癒し系の記事でしたよ。
奇跡の一匹目指して今週も頑張りますよ〜〜
Posted by Gaoxing at 2016年08月08日 18:45
Gaoxingさん
この日は釣果に恵まれましたが、
コレはアモウ達のおかげ。
彼らの日々奮闘のおかげ。
そのおかげで、自分の中では気に入った物が書けました。
で、良い釣りもできました。
やっぱ、気の会う仲間との釣りは楽しいですね。
ボクの釣りって、魚を釣ることだけじゃなんだなと。
Gaoxingさんもまた来て下さいね〜
Posted by 村田貴紀 at 2016年08月08日 20:07
ご無沙汰です。
僕も行った事のあるポイントが。
12月にかなり歩いた記憶があります。
個人的にマカオの釣りは結構タフな印象でした。
月末はよろしくです。
Posted by ヨネヤマ at 2016年08月10日 10:27
ヨネヤマさん
そうなんですよ。
マカオは予想以上にタフでした。
移動も大変だし、釣り場も少ないですねぇ〜
月末、こちらこそヨロシクです!
Posted by 村田貴紀 at 2016年08月14日 11:58
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