中山市に引っ越して約10ヶ月。
なんとなく、コッチでの釣りとポイントのパターンが見えてきた。
で、判った事は冬が難しい。
深センに居た頃はタイリクスズキを狙ったり、
天気の良い日にアフリカンクララで遊んでたが、
それに変わるものが見つからない。
チヌが釣れると思ってたんだが、サッパリ。
まだまだ早いみたいだ。
そんな中、ローカルの友人の誘いを受けて離島に行く事になった。
今回はきったねぇ〜船着場じゃなく、綺麗なフェリー乗り場からの出発。
出向まで時間があるので、
暇つぶしに乗り場を探索。
此処からだと5つの島に渡れるみたい。
どの島も行った事ないから
いずれは全部制覇したいね。
フェリー乗り場付近って、香港だとタイリクスズキのポイントじゃん。
なんで、この海も見てみよう。
おぎゃ〜、これが海か!?
大量の香港ミルクティーを流し込んだ感じ。
ウミンチューも裸足で逃げるだろう。
そりゃ、ここから離れなきゃ釣りにならんわな。
そろそろ時間だ。
青い海を目指してGo!
けっこう釣り人が多い。
出発後、すぐに眠ってしまった。
連日の仕事疲れが残ってる。
目が覚めると、そこは離島だった。
さっそく海を見た。
透明度は普通だね。
まぁ、問題ないか。
沖堤防に小船で上陸。
離島まで来てるのに、沖堤に渡らないと釣りにならないとは。
中国の環境保護問題は深刻だ。
堤防の内側はこんな感じ。
たしか、去年の6月だったか、
堤防の中にある生簀が台風で破壊され、
大量のヤイトハタが逃げちゃったそうだ。
此処に来て逃げたヤイトハタを釣りまくる計画もあったが、
それは仕事の都合で延期となり、
落ち着いた頃にはもう、
噂を聞きつけたアングラーにカスカスにされてたようだ。
さて、タックルを準備するか。
今回のターゲットはカサゴ。
離島の沖堤防まできて、カサゴとはね。
【Sierra】に小型クランクをセット。
岸際を舐めるように攻めるも反応なし。
小さいジグヘッドワームを穴に突っ込んで
狙ってるアングラー達を見てたが、釣れてる様子は伺えない。
まだ早いのかな?
人気の少ない所で、仮眠を取る事にした。
2時頃、目が覚めた。
釣りを再開する前に、ポイントとアングラーを観察。
驚いたのはルアー釣りが多い。
釣り人は40人位居たんだが、半分以上はルアーだ。
んで、その半分がカサゴ狙いで、
半分がクランクでハタ狙い。
カサゴはチョボチョボと釣れてるみたいだけど、
クランク派はサッパリって感じ。
ポイントはクランク狙いなら何処も美味しそう。
ただし、何処でもってのはある意味悪い。
ポイントを絞れないんだよね。
少しでも変化が欲しいので、堤防の端に移動した。
誰も居ない。
人が居ないってのは実績がないのだろうか?
嫌な感じだが、流れが良い感じで絡んでるし、
自分の目を信じて、ここで撃つか。
ロッドを【BRIST5.10MXH】に換え、
クランクを通すと、良い感じで岩にコンタクトしている。
しかし、当りが無い。
今、クランクに反応する魚が居るんだろうか。
この手の岩場だと、
暖かい時期は足元に沢山のカニが居るんだが、
1匹も見かけない。
エビが来てるなら、漁師がエビ網を放り込んでる筈だが、
それも見かけない。
魚が寄る理由が見当たらない。
クランクを外して【レンジバイブ45ES】を冷たい向かい風にブチ込んだ。
2投、3投と投げたが、何事もなくルアーは帰ってくる。
当然か。こんな時間帯にオイソレと釣れるもんじゃないだろ。
持ってきてるレンジバイブはコレ1個。
マズメまで失くす訳にはいかない。
同じ場所で連投せず、一通り流したら、また仮眠しよう。
と思ってたら、いきなりキタ!
大物って感じじゃないけど、ソコソコの引き。
そして、見事なジャンプを2回。
なんだ、何がヒットしてるんだ?
シルバーの魚体が確認できたが、
チラ見で判ったのは体高がソコソコあるみたい。
ドキドキの興奮で、寄せて捕った。
タイリクスズキかぁ〜
40位?
サイズの割りに良いファイトだったな。
ふぅ〜、これで肩の荷が下りた。
わざわわフェリーに乗って来た甲斐があったよ。
暫くすると別のアングラーが着たので、手を止めて休憩。
今、手の内を明かすのは早い。
まだ、チャンスが有る筈だし。
4時を過ぎた頃かな、良い潮目が寄ってきた。
迷わずブチ込むと、ドーン!
おっしゃ〜、サイズアップじゃ。
70は無いかな?60はあるじゃろ。
流石に人が集まった。
遠慮なしにガンガン割り込んでくる。
まぁ、ボクは十分な結果が出たんで、高みの見物。
余裕だね。
タバコが旨いわぁ〜
ルアーを聞かれるんで、ヒットルアーを見せるが、
そんな小さいヤツはガチガチのロッドじゃ投げられないだと。
マズメ時はボイルが連発すると思ったが、
ベイトが入ってこなかったのか、
寂しい夕焼けを眺めて幕は閉じた。
夜は友人達と釣った魚を料理屋に持ち込んで、
賑やかな夕食。
カサゴのスープ。
カサゴの中華蒸し。
そして、最初に釣ったタイリクスズキの中華蒸し。
良い結果を残し、離島を離れた。
まぁ、文句なしでしょ?
チョッと自慢が鼻にツクかも知れないが、
初めてのポイントで周りと違うことをして、結果を出したんだ。
鼻高々になるのは仕方ないよな。
何時へし折られるか判らない脆い鼻だけどね。
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