2016年08月16日

中国の田舎で何が釣れるのか?(ソウギョ編)

7月に家内と息子達は夏休みで家内の実家に行った。
遅れてボクも行くことに。

釣具
もちろん、釣具と共に。

釣具
ルアーも小さいヤツから大きめのヤツまで。

遠征にしては少なめかな。
ターゲットも未定。
それが、ワクワク感を煽る。

広州南駅
華南地区最大の【広州南駅】から高速鉄道で。

荷物
自分が乗る列車を待つ。

暇な時間。
退屈な上、騒々しい。

そんな時、暇つぶしのアトラクションが始まった。

捕り抑え
犯罪者と思われる男を大勢で捕り抑えてる。

ナニをしたんだろう?
男は体を硬直させ、抵抗していたが、手錠を掛けられた。

良い時間潰しと、小ネタを頂いた所で、
列車の来るホームへ。

ボード
12:50発北京行きの列車。

電車
入ってきた列車はナカナカ近代的。

電車内
へ〜利用者は多いんだな。

自分の席に座り、荷物を棚に置くと、
程なくして出発となった。

景色を見ながらの移動は楽しいな。
飛び込んでくる川や池が美味しそうに見える。

信陽駅
5時間で【信陽東駅】に着いた。

速いなぁ〜
高速鉄道ができる前は15時間前後必要としたのに。

ここから家内の実家まで、車に乗って1時間。
街から離れるほど嬉しくなる。
手付かずの自然が残ってる筈だからネ。

1時間後、6年ぶりに家内の実家へ到着。
既に夜の8時近かったので、
この日は散歩して、おやすみ〜

田舎道
翌日、日の出と同時に出撃。

小川
フィールドは歩いて5分程度の小川。

小川
見た感じでも判ると思うけど、チャパチャパの浅い川。

家内からの事前情報だと、浅すぎて魚なんて居ないらしい。
あっはっはっは〜、ナメんなよ。

ドジョウとウナギの区別もつかない
ど素人の意見なんて、アテになるもんか。

ボクの感だけど、ここのポテンシャルは高い。
川だけを見ちゃダメなんだ。

アヒル?
しかし、アヒル?の大群がポイントを荒らす。

アヒル?
待て、コラァ〜!捕って食っちゃうゾ!

結局、当たりすらなく、
家内の意見が正しい結果となった。

朝ご飯を食べた後、
家内が近くのダムに連れてってくれる事に。

山道
こんな何もない山道を歩く。

家内と息子たち
途中で木の実を食べたり。

水草池
ダムの手前にウイードたっぷりの池を見つけた。

ここは良さそうだな。
エビや小魚も見える。
時間を変えて、また着てみよう。

渓流
ダムから流れてる水は黒いみたい。

ダム
山のエキスが注ぎ込まれた小型ダムに着いた。

しかし・・・
当たりも無いし、ベイトも居ない。
目に留まるのはアメンボとオタマジャクシだ。

もう一度、マズメ時に着てみよう。

軽く昼寝をして、
夕方、村に点在する野池を攻めることにした。

村にある野池だったら、自由に釣りして良いとの事。
みんな知り合いだから問題ないって。

実は家内もひとつ野池を持っている。
でも携帯を確認したら、
その写真を1枚も撮ってなかった。
気軽過ぎて忘れてたみたい。

野池
こんな感じの池が幾つかある。

その池は茶色く濁っていたが、
息子が網でカジカを捕ったらしいので、水質は良いみたい。

家内に対象魚を聞くと、
「沢山いるよ。何でも釣れるよ。」
だって。

やっぱ、アテにならんな。

でも、雰囲気は良いので、ここで撃ちまくった。
そして、そろそろ日が落ちる。

ここまで当たりどころか、小魚のチェイスすらない。
丸一日、コレは辛過ぎる。

夕飯の支度を終えた家内が迎えに来た。

釣れない事をグチろうかと
ドッグウォークの手を止めた時に
バシャーンと凄い水柱があがった。

「キタぞ〜!」

なんだ、なんだ!?
未知のポイントで、未知の魚がヒットしてる。
ワクワク感がハンパない。

ソウギョ
正体はソウギョか!

しかし、ソウギョしては派手なバイトだったな。
過去にトップに出た、数あるバイトシーンの中でも最高のモノだった。

知ってたかな?
実はソウギョってルアーでも釣れるんだよ。
名前からして草食のイメージがあるけど、雑食性なんだ。

キャストしてポーズ。
アクション入れてポーズ。

これの繰り返しでオッケイ。
ある程度魚影があって、流れが無ければ
トップで十分狙える魚なんだぜ。

ふぅ〜、しかし、初日から辛い戦いだった。
ワンチャンスを運良くモノにできた。
サイズも70近くと悪くないしね。

家内は大騒ぎ。
その騒ぎを聞いて、息子も来た。

「オウ!釣ったぜ。
さて、飯にするか。」

家族に親父の威厳をみせて、
その野池を後にした。

明日も楽しみだ。
タグ:ソウギョ
posted by 村田貴紀 AD 16.08.16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 遠征釣行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年08月05日

もうひとつの国境際

前回、この地に来たのが、
香港返還前の1996年だったから、20年ぶりになるのか。
釣りも楽しみだが、ひさびさの入国も楽しみたいね。

中山北駅
ホームで中国国境行きの電車を待つ。

中山北駅
程なくして入ってきた電車は予想より綺麗。

電車の中
室内もピカピカだ。

当然か。
20年前、この電車はなかったモンな。

珠海駅
約20分で、終点の駅に着いた。

イミグレ
ここがイミグレーション。

結構な人数が利用してる感じだったが、
パスポートチェックはスムーズで、入国カードの記入も不要。
予想以上に早く抜けた。

マカオ
そして、20年ぶりのマカオ入国。

入国した目の前が街なのね。
深センを避けるような街の作りになってる
香港とは全然違うんだ。

マカオって言ったらギャンブルが有名だが、
ボクのイメージはマカオグランプリなんだよ。
ペーパードライバーだけどサ。

F
名作【F(エフ)】のマカオのひとコマ。

これに若い頃、震えたよな。
今見てもカッチョエエ〜

そんな事を想ってると、地元アングラーのアモウが来た。
アモウは台湾に留学中のマカオ人。
今日の釣行は彼に全てを任せてる。

友人
移動はアモウとにけつ。

マカオは土地も狭いし、道路が細く、渋滞が多いんで、
原付の移動が一番なんだと。

マカオ
確かに街の至る所で、原付が大量に停めてある。

迎えに来てくれたアモウに
お家はこの近所なのかと聞いてみた。

「近いと言えば近いんだけど、マカオは小さいから何処に住んでても近所かな。」

マカオに来てるんだって、実感が湧き出るような答えに、
ワクワクしてしまう。

友人
街角の駄菓子屋風のお店で水分補給。

香港の下町っぽい感じが良いナ。
今日は相当暑くなりそうだ。

で、待ちに待ったマカオの釣りスタート。
のっけからアモウの丸秘ポイントなんで、
全体像が判る写真は割愛。

ポイントを眺めるまでもなく、
ココが良い所ってのは一目瞭然だった。

初めて見るサイズのカワアカメがウヨウヨ。
だけど、ここは海なんだよね。
マカオの海は相当塩分濃度が低いみたいだ。

友人
最初はアモウがカワイワシを。

ジルテラピア
ボクはジルテラピアを。

肝心のカワアカメがヒットしないが、この天気、この時間なら仕方ない。
夕方が楽しみだ。

この後、アモウの友人のアウエィと合流。
ここからチョッと移動しますよ〜

マカオ
カンカン照りの中を原付が走る。

マカオ
突然、脳内BGMが流れる。

プリンスの「The Same December」
なつかしいな。

20年前、マカオのバスの中で流れてた曲だ。
あの時と同じ道を走ってるのかも。

友人
で、到着したポイントがココ。

友人
アウェイがジルテラピアを。

友人
小さいヤツもガンガン。

友人
アモウも。

ジルテラピア
ボクも。

ジルテラピアが入れ食い。
でも、本命はコレじゃないんだよ。

アリゲーターガー
コイツだ。

なにか判るかな?
飼いきれなくなって、放たれたアリゲーターガー。
なんどか側を通したけど、見向きもされなかった。

友人
その後はダムにも。

ライギョが居るらしいが、
魚影が薄いので、チョッと寄った程度。

そして、更に移動。
向かう先はもうひとつの国境際。

自分
ポイント移動のたびにテンションがあがるボク。

毎回ヘルメットを脱ぐのを忘れる。
最後までこの愚行は直らなかった。

国境際
ここが国境際。

川幅は40mもなさそうだ。
当然、向こう側が中国。

国境際
中国側のフェンスは鉄条網を巻いて物々しい。

国境際
しかし、マカオ側は簡単に乗り越えられる。

これが、両地域の差なのだろう。
返還が終わっても、隔たりは消えてない。

国境際
この辺りは美味しそうだったが、当りは1度だけ。

友人
河口に移るもヒットはなし。

国境際
更に移動するも、釣れる気配が無い。

まぁ、この炎天下で釣れるとは思わない。
それより、どのポイントへ行ってもカワイワシがいる。
マカオシーバスのベイトはコレかもね。

ここでアウエィと別れ、最初のポイントへ戻った。
狙うはカワアカメ。

1時間位撃ってると、活性が上がってきてるのを感じる。
良い時間が近づいてるんだろう。

国境際
そして、クタクタに疲れたアモウが射止めた。

自分
丸秘ポイントだけあり、キャストスペースが少ない。

自分
影になってる所を狙い打て。

カワアカメ
イケました〜

カワアカメ
本命カワアカメとご対面。

時計を見ると夕方6時をまわっていた。
ここで終了。

友人と
記念にアモウと2ショット。

マカオの釣りを振り返ると、マカオの漁場は非常に痩せてると感じた。
もし、ひとりでマカオを開拓し、運良く結果を得ても、
そうそう2度目はないだろう。

そんな中でもマカオアングラーはその土地と魚に向き合い、釣りを楽しんでいた。
だから、また行きたい。
マカオアングラーに会いに。

もうひとつの国境際へ。
posted by 村田貴紀 AD 16.08.05 | Comment(4) | TrackBack(0) | 遠征釣行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年09月02日

生まれ故郷はツイてた

8月25日深センに戻った。
約10ヶ月ぶりの日本だったのだが、
日本の夏は17年ぶりだったりする。

この時期に帰ったのは
一緒に連れて帰った2人の息子に日本の夏を見せたかった。
それと、時間が取れてチケットが安かったのもあるケド。

できる限り、色々な所に息子達を連れて行った。
もちろん、ボクの両親や妹夫婦の協力があっての事。
釣行には直接関係ないのだけど、
チョッとだけ、息子達との想い出を。

息子
しょ、将棋盤で!?

息子
ゲーセンにて。

息子
カブトムシと綱引き。

息子
地元水族館はフグばっか。

息子
実はボクも初参戦の馬関祭り。

息子
盆踊り。

そして、出会いも有った。
去年だっかた、FBで知り合った大学生のYさんと半日釣行。

友人
スッゲ〜旨そうなヤツ。

キジハタ
ボクは豆サイズ。

今はアマゾンへ行く為にアルバイトをしながら
その費用を貯めているそうだ。

是非、その目標を達成して欲しい。
もし、達成したら深センにも来てね。

そして、ボク自身の反省と結果。

今回の帰国中に達成できなかった目標が2つある。
ハゼとムラソイのクランクゲームだ。

ハゼは子供の頃に釣れたポイントに行ってみたが、
まったく反応がなかった。
時間帯が悪かったかも知れないが。

ムラソイは自転車を用意して行くつもりだった。
しかしBeams5ULがワンピースロッドで、
自転車でロッドの持ち運びは危ないから断念。

非常に残念だ。
しかし、捨てる神あれば、拾う神もある。

カムルチー
カムルチー

ナマズ
ナマズ

シーバス
マルスズキ

想定外を含む3種をコレクションできた。
どれも実家から歩いて行けるポイント。
課題は残ったけど、運にも地にも恵まれた帰国だった。
来年もできれば夏が良いな。

って事で、例のセリフで2015帰国シリーズを締めます。

ディアブロ.jpg

​では、また来年!
posted by 村田貴紀 AD 15.09.02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 遠征釣行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする