2015年08月29日

朝飯前の晩飯前

ご無沙汰ですネ。
実は2週間近く、帰国してました。

もちろん、日本滞在中も釣りに行きましたよ〜
殆ど近所だけどね。

前回は塩ビのバズーカ包にBeams7Lを込めて帰国したんだけど、
今回はと〜ぜん、BRISTでしょ。
なんたって、スーツケースに収まっちゃうからね。

さて、帰国の翌朝。
早起きして近所の川へ。
狙うはナマズ。

香港のアフリカンクララを愛するものとして言うなら、
コイツが日本国内で一番興味があるターゲットなんだよね。

​小さい頃はその川に居たんだ。
でも、護岸をコンクリートで固められて、
海水が入ってくるようになった。
おかげで、フナやメダカの姿が消え、
ボラやフグが住み着いてる。

もう、ナマズは居ないかも知れない。

でも、上流まで行けば田んぼは残ってる。
朝飯前のキャスト練習を兼ねて、狙ってみよう。

岸際を引きながらラン&ガン。
しかし反応はゼロ。

下関の川
足元にはフナムシがタップリ。

翌日談だけど、フックを確認したときに錆びてたから
塩分濃度は高いみたい。

歩き続けると、人工的に作られた段差があった。
満潮時だと、軽く潮が乗り越えちゃう程度の段差だけど、
コレより先は塩分濃度が低い筈。

下関の川
そして、田園地帯に。

フナムシの姿は消えたけど、
相変わらずノーリアクション。

下関の川
かまわず進んでると、美味しそうな場所に出た。

この先は川幅が極端に細くなり、
川って言うよりは用水路になってる。

水深は30cm位かな?
錦鯉の姿もチラホラ。

その中に1匹だけ、鯉とは違う感じの魚体確認。
黒っぽくて、体も柔らかそう。

やっぱり、居たね。
そして、ターゲットにロックオン。

スタートから流し続けてた【との】に改めて息吹を吹き込み、
BRISTの十八番であるピン打ちで、ターゲットに近いカバーへ。

100点満点のキャストが決まる。
ゆっくりとハンドルを回す。
その刹那に魚体は反転し、泥の煙幕があがった。

ロッドに重みが伝わる。
一呼吸おいてフッキング。

異常事態を感じたターゲットが水飛沫をあげる。
ルアーで釣る初物相手にドキドキ。

ナマズって60cmでも大きいらしいが、
コイツは軽くソレを超えてそうだ。

慎重に獲物を手繰り寄せ、
ボガでキャッチ。

カムルチー
その初物がコレだぁ〜

アレ、これはナマズじゃないよ。
そう、コイツはライギョ。

カムルチー
カムルチーってヤツです。

えっ〜、此処にライギョが居るなんて聞いたこと無いぞ。
子供の頃、この川で散々餌釣りをしてきたが、釣れた事なんて無かった。
それどころか、ボク自身、生きているカムルチーを目にするのは初めてなんだよ。
香港に居るのはタイワンドジョウだからね。

どんなタイミングで此処に住み着いたか知らない。
だからマジで想定外。

カムルチー
外道だけど、大歓迎だよ。

面白いポイントを見つけたんだか、
此処にそれほどの数は居ないだろうね。

カムルチー
この5u位のエリアがコイツのテリトリーだったんだろう。

そして、この日の晩飯前。
また、このポイントヘ来てみた。

当然、2匹目の大物ドジョウを狙ってね。
ことわざ通りなら、2匹目のドジョウは居ない筈だが・・・

カムルチー
居たんだねぇ。

カムルチー
しかも、サイズアップ。

カムルチー
ルアーは【タイ式フロッグ】だ。

カムルチー
コイツがヌシだ!断言しちゃおう。

初日から良い釣りができた。
ここは前の帰国と同じ台詞を吐かせて頂くか。

ディアブロ.jpg

2015下関ライギョ編はコレにて終了。
この勢いで、次こそは本命釣ったる。
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2015年05月11日

ハヌマーンにサヨウナラ

展示会も無事終了し、チームFishmanでタイの釣堀へ。

展示会と違って、遊びだけど、遊べない。
6月デリバリーのBRISTの調子を知っておかなきゃ。

Fishmanロッド
さて、どのロッドから試してみっかな。

タイの釣堀
半澤さんと並んで、スタート。

Fishmanスタッフ
半澤さんがジャイアントスネークヘッドを射止めた。

Fishmanスタッフ
かっちょエエど。

この若き獅子は過去、この地でガイドもこなしていた。
彼が居れば魚は釣れる。

Fishmanプロトロッド
おっしゃ、ボクもヒット。

Fishmanプロトロッド
余裕の表情が見て取れるだろ?

ぶっ飛びで、キッチリ乗せて、魚をコントロール。
初めて使うのに、凄く馴染む。
Beamsの血統はしっかり受け継がれてる。

チャドー
此処まで寄せれば勝負アリ。

チャドー
ボガは任せろ!クララ仕込みだぜ。

チャドー
やりました!この魚、タイではチャドーって呼ぶんだよ。

過去に香港でも釣ったが、それはそれは小さいヤツ。
こんなに立派な魚体を見るのは初めて。

チャドー
おほほ〜、爬虫類みてぇ。

なんかサクサクと釣れた感じだが、
実際はメチャ渋かった。

そりゃ、そうだろ。
この時期、この地にはフィッシングショーで来てる凄腕が集まってるんだゾ。

バラマンディ
しかし、半澤さんは釣る。

Fishmanスタッフ
お、鬼だな。

ボクもバラマンディに挑んでみた。

正直、どんなに渋くても華南地区程じゃないと思い、
大き目のルアーを沢山用意してたのだが、
ローカルのルアーを見せてもらい唖然。

ボクの必殺【レンジバイブ45ES】よりも小さい
メタルバイブがロッドに付いてる。

マジかよ。

実際、池を軽く1周してみたが、当りすらなかった。
底を取りながら、僅かな地形変化を見つけ、
ソコをしつこく攻めれば、稀に当たる。

こりゃ、厳しいワ。
一息、入れましょ。

Fishmanスタッフ
釣堀の施設内で昼食。

タイの食事は何時、ドコで食べても旨い。
辛いものが好きなボクに向いてる。

昼食後も釣りは続けたが、
現場に来てた、チームボンバダの人達と話をするのに夢中になっていた。

バクシン
バクシンの藤本さんも。

Fishmanスタッフとボンバダスタッフ
みんなで記念撮影。

夕方、ホテルに戻り、チームFishmanも此処で解散。
本当にお疲れ様でした!

その日はホテルでグッスリ眠った。
目が覚めると朝7時。

香港までの飛行機は11時発。
オンラインチェックインは済ませてるので、
9時にホテルを出れば、余裕で間に合う計算。

最後の散歩。
朝食の買出しだ。

朝食
この日は焼いた台湾バナナと豚肉の串焼き。

豚肉の串焼きは超お勧めです。
朝からでも、余裕で5本は食えそう。

タイ空港
予定通り、空港到着。

そして、無事に搭乗券を受け取る。

タイ空港
お、コレはハヌマーンか?

なつかしいな。
ソノ昔、「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」での無双っぷりで
小さかった息子と大笑いした。

その事を想い出しながら、イミグレを抜けた。
さよなら、タイランド。

最後に一人で歩いた時に撮影したタイの街を。

タイの街

タイの街

タイの街

タイの街

タイはとても良い所だった。
凄く気に入った。

でも、ボクには深センがある。
深センが待っている。

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2015年05月09日

微笑みの国とイザ勝負!

今日、明日、明後日の3日でタイ紀行をアップします。
まずは入国と準備編。

向かう先はタイランドのバンコク。
初めてのタイ。
なんだけど、ボクはタイの国歌をソラで歌えたりする。

5年位前だったかな?
家にでっかいパラボラアンテナを付けて、タイの衛星放送を受信してたんだよね。
で、毎週の様に行われる、国際式ボクシングのタイトルマッチを録画してたんだ。
それで、試合前の国歌斉唱を聞いて覚えちゃったんだよね。

ちなみにフィリピン国歌も歌えちゃったりする。
フィリピンにも行った事はないけどサ。

さあ、出発だ。
家でオンラインチェックインを済ませ、遅めの香港空港入り。

香港空港
結構人が多いな。

香港空港
足早にイミグレを抜けて、搭乗ゲートへ。

飛行機は定刻通り香港を離れた。
機内で日本の映画を観て時間を潰す。

タイ空港
そして到着。

当然ってか、出迎えはナイ。
此処から自力でホテルへ向かう。

事前にGoogle Mapでホテルの位置を調べておいた。
空港からホテルまで約15kmだったけか。
歩けない距離じゃないが、見渡す限り、空港付近は歩道がなさそうだ。

しかたない。タクシーで向かおう。
ソノ前に、手持ちの中国元をタイバーツに両替しなきゃ。

両替となりゃ、初のタイ人とコンタクトだな。
ボクを甘い日本人観光客と一緒にすんなよ。
初歩的なボッタクリなんか、かましやがったら、怒るぜ。

ピリピリとした雰囲気を身にまとわせ、人民元を窓口に突っ込んだ。
タイ語でなんか言って来たら、「あ〜!?」って返してやろう。

暫くすると、タイバーツと一緒に
柔らかい笑顔と両手を合わせた会釈が返ってきた。

視線を合わさずに、札を投げ返す事に慣れたボクに、
コレには拍子抜け。

慌てて香港100万ドルの笑顔を返す。
なんか「北風と太陽」の話みたい。

バーツを財布に突っ込んで、タクシー乗り場を探す。
英語表記が多いから、迷わず乗り場に行けた。

タクシー待ちの列に並ぶ。
割り込みするヤツなんて居ない。

タイ空港
自分の番が来たと思ったら、こんなレシートを渡された。

なんじゃコリャ?

サッパリ意味が判らん。
これはナニ?って聞いたら
渡したオバちゃんが33番に行けと言う。
ここでも、手を合わせた会釈で〆める。

タイ空港
ほう、ここで待っておけってか。

すぐにタクシーが滑り込んできた。
手早く乗り込む。

空港のタクシーってのは小悪党のテリトリーだからな。
用心しなきゃ。

英語とタイ語で書かれたホテルの住所を見せた。
知ってるホテルだという。

頭の中にホテルまでの地図はインプット済み。
寄り道してみやがれ、奇声を発するゾ。

しかし、走り出してコーナーをひとつ曲がった所で、
ボクのイメージマッピングは崩壊。
方向音痴を祟る。

乗り込んだタクシーの車内はえらく派手だった。
ジロジロ見てると、「写真を撮ったら」って言ってくる。

タイのタクシー
サンキュー、ネタになるぜ。

だが、特別料金なんか請求するなよ。

タイのタクシー
ダッシュボードの硬貨を写真に収める振りをして、ドライバーの名前を記録した。

これでトラブルが起きても、クレームがおこせる・・・
なんかオレ、嫌な観光客になってない?

30分くらいでホテルに着いた。
チェックインも無事終了。

ロービーを見渡すが、Fishmanスタッフの姿はみえない。
伝言を残して、部屋で待つ事にした。

ベットで横になってたが、すぐに飽きた。
チョッと散歩しよ。

ホテルのオブジェ
ホテルの噴水にはトーマンのオブジェが。

地図で見たとき、ホテルの近くを川が流れてた。
ソコに行ってみよう。

ホテル付近の川
なかなかの汚染っぷり。

香港でもこのクラスは少ないぜ。
ハロワン位なら居そうだけど。

ホテルに戻ったら、丁度Fishmanスタッフも到着。
これから会場に行って準備だ。

フィッシングショー

フィッシングショー

フィッシングショー
ただいま午後4時。

会場のデキは6割位って感じか。
間に合うのかな?

ボク達はマレーシアの問屋からブースの一部を間借りした感じ。
ただ、マレーシアのボスと意思の疎通はできるの?
場所割や小道具など話し合う事は多いのだが・・・

なぜか此処でボクの出番。
タマタマかも知れないけど、マレーシアのボスが北京語を話せた。

Fishman
スムーズに事が進み、ブース完成。

展示会は明日から3日間。
タイ式に両手を合わせ、成功を祈った。
posted by 村田貴紀 AD 15.05.09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 遠征釣行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする