8月の遠征の際にロッドを折ってしまった。
7月に購入し3度の釣行で夏を終える前に役目を終えた。
折ったロッドはULで絶対に必要ではないのだが、
バスが釣れないこの時期にテラピアと遊ぶには
柔らかめのロッドの方が面白い。
また秋になれば、放流された小バスが釣れるようになる為
やはり1本はULのロッドを持っておきたいところだ。
ロッドはその形状ゆえ、中国内での購入が安心だ。
輸送中の事故はできる限り避けたい。
中国での釣具の購入はネット中心で
これまで何度も購入しているがトラブルは無い。
だが、ULのロッドはあまり出回ってなく、選択筋が少ない為、
理想のロッドに巡り合う可能性は低い。
そんな中、あるサイトで「メチャ2ウルトラ56」を
破格の3500円で販売しているサイトを発見した。
定価の約1/7だ。
かなり怪しい。
だが悩んだ末、購入を決意した。
この程度の金額なら騙されても諦めが付く。
そしてネタがひとつ増える。
販売サイトには連絡先があったので、
チャットでコンタクトを取ってみた。
お店の人の対応は親切でこちらが聞く前に
ロッドがなぜ安いかを説明してくれた。
やはり少々問題ありのロッドのらしい。
穂先のガイドを付け替えたそうだ。
だが家内からロッド購入の許可が下りたばかりなので、
このチャンスを逃す訳にはいかない。
相手の口座に輸送費込みの代金を振り込み、
商品の到着を待った。
その商品が夕方に届いた。
厳重に包まれたロッドを取り出してみると・・・
ロッドはどんな問題児かと思ったが、
意外にもスラリとした清潔感の漂うものだった。
一番気にしていたガイド部分を調べたが
全く問題なさそうだ。
掘り出しモンかもしれん。
だが、このまま終わらないのが
「スカットしない釣り道中」だ。
パッキングに紛れてメモ用紙に包まれた小さな物が出てきた。
「贈り物」と書いてある。
中を開けるとブローチみたいな物が入っていた。
厚い貝殻みたいな素材で、模様もアワビカラー。
フックが付いているのでルアーだと思うのだが
スプーンにしては平べったいし、ジグにしては軽すぎる。
サービスで不動在庫のルアーを付けたのだろうと思っていたら
包まれていたメモ用紙の裏に
「私の手作りルアーです。使ってください。」
と書いてある。
生まれて初めて他人から手作りの品を頂いてしまった。
女性にモテない学生時代を過ごしたボクにとり、
悪友連中が女性から送られる手編みのセーターを
羨ましく思っていたが・・・
同性から頂いたのだが、
手作りって「重い」な。
捨てるわけにはいかないし、どうしよう?
posted by 村田貴紀 AD 10.09.09
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スカッとしない釣り道中
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