海外で釣りをするにあたって、
まず壁に当るのが、
釣り場を探す事だ。
確かに今はgoogle mapなど便利なモノがあり、
近場のダムを探し出すことは容易になった。
ただし、そこで釣りを許可している事は判らない。
試しに、探し当てたダムに行ってみて、
既に釣り人が居たなら大きな問題はないだろう。
だが、誰も居ないダムでは覚悟が必要だ。
今年の2月に中国の奥地の大きなダムで釣りを試みた。
凄く寒くて、数投でガイドが凍る。
マゾ以外、こんな寒い時には釣りをしない。
なので当然辺りには釣り人どころか、人影すらない。
2時間位続けていると、突然 「おどりゃー!」 って声が聞こえた。
こっちを見て叫んでるのは解った。
手を止めて、近づいて来るのを待った。
良く見ると手になにかを握りこんでる。
絶対に「武器」だ。
あれで頭をカチ割る気か?
逃げるか?戦うか?
距離が縮まると「武器」がハッキリ見えた。
「ノコギリ」だ。
辺りは岩だらけで樹なんて生えてないぞ。
オレの「武器」は・・・
【バスライズ】か。
もしヤラれても【バスワン】だったら勝てたと言い訳しようかな。
なんて、アホな事を思う暇なくソイツはやって来た。
ちょっと怖かったがキチンと説明したら、
あっさりと釣りの許可が出た。しかも無料で良いと。
どうやら、ルアー釣りなんて始めて見るらしく
電気を流して魚を取ってると思われたらしい。
ちょっと緊張感が出るように書いたが、
(ノコギリを持ってたのは本当だ)
実は事前にここで釣りができるのは調査済みだった。
なので、あえてその時は逃げなかった。
オチが予想できたと言う事だ。
中国で釣りがしたくても
ソコで釣りができると確定するまでは、
釣りをするのは絶対にやめた方が良い。
釣り禁のダムで知らずに釣りをして、
笑い話では済まない被害に有った事を聞いたことがある。
なので、今日は新たなアイテムを入手しました。
これがあれば怖いものなし。
さて、ナンでしょう?
「スカッとしない」まま、続きは明日。
posted by 村田貴紀 AD 10.08.27
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スカッとしない釣り道中
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